歯がデコボコ・乱杭歯・叢生の矯正治療法は?

乱杭歯の原因と治療法、メリット・デメリットを紹介します。

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こんな歯並びに悩んでいませんか? 悩み別矯正治療法

デコボコな歯並びを治したい

歯並びがデコボコ、あるいは、ガタガタしている乱杭歯は見た目の問題だけでなく、虫歯や歯周病のリスクが高まるデメリットがあります。ここでは、乱杭歯の原因と治療法、そして、治療法ごとの費用をまとめているので参考にしてみて下さい。

デコボコな歯並びを治したい(イメージ)
こんな歯並びに注意!
  • 歯と歯が重なり合って生えている
  • 歯が歯の列から飛び出して生えている
  • 歯が奥に引っ込んで生えている
  • 食べ物の繊維が歯と歯の間に挟まりやすい

乱杭歯とは?

乱杭歯は、歯科の専門用語では、叢生(そうせい)と呼ばれ、①歯の列が乱れている、②歯と歯が重なっている、③犬歯(糸切り歯)が突き出ている状態をいい、③の犬歯が外側に飛び出して、前歯と重なった「八重歯」も乱杭歯の一種です。

矯正治療で一番多いのがこの「乱杭歯」で、歯とアゴの大きさのバランスの不一致により、歯が正常に並ぶためのスペースがない状態で永久歯が生えてきたことにより起こります。

「乱杭歯」をそのままにしておくと、見た目の「審美的」なデメリットだけでなく、 虫歯や歯周病、さらに、噛み合わせなど「機能的」なリスクも抱えているため、「矯正治療」によって改善することがおすすめです。

参照元

公益社団法人鹿児島県歯科医師会

http://www.8020kda.jp/webpat/newsview.php?mode=d&aid=1674

原因は?

歯とアゴの大きさのアンバランス

歯が大き過ぎたりアゴが小さ過ぎたりすると、歯とアゴの大さのバランスが悪くなり歯が生えるスペースが足りなくなります。狭い場所に並ぼうとすると、隣り合う歯に押されるため、歯の列からはみ出して重なりあったり前に飛び出したり、後ろに引っ込んだりして生えてくるのです。

乳歯の抜ける時期と永久歯が生えるタイミングがずれる

乳歯が虫歯になって早期に抜けてしまったり、永久歯の生える時期が遅かったりすると、その部分に隙間ができます。ところが、歯には隙間があると動こうとする性質があるため隣り合う歯が隙間に向かって移動を始めます。そのため後から生えてくる永久歯のスペースが足りなくなって歯並びからはみ出してしまうのです。

放置するとどうなるの?

審美的デメリット:見た目が悪い

人は綺麗な歯並びの人に好印象を持ち、悪い歯並びにはどうしても悪い印象を持ってしまいます。また、相手に与える印象だけでなく、それを受け止める自分のメンタルにも影響し、 歯並びが悪いと思われているのではないかという他人の視線に対する不安など精神的にも大きな負担となります。

逆に、歯並びを直したことで自信を持つことができたという声も多く、歯並びを改善するメリットには審美面・機能面だけでなく、「メンタル面」においても大きなメリットがあります。

機能的リスク①:虫歯になりやすい

「乱杭歯」によって、普段の歯磨きで歯の隅々まできれいにブラッシングすることが困難となり、歯の段差やデコボコの部分に磨き残しがたまることで虫歯が起きやすくなります。

逆に言えば、乱杭歯の人は普段の歯磨きにおいて、綺麗な歯並びの人よりも時間をかけてより丁寧なブラッシングが必要となってきます。

機能的リスク②:歯周病、口臭になりやすい。

虫歯と同様に、歯周病や歯肉炎のリスクも高まります。「乱杭歯」のために「歯と歯茎の周り」を適切なブラッシングができないことでたまった歯垢によって「歯周ポケット」ができ、ここに細菌がたまることで歯周病になります。

また、歯周病は、歯槽膿漏とも呼ばれ、歯周病の悪化によって出てくる膿が口臭の原因となる場合があります。

参照元

叢生と歯肉炎との関係

https://www.jstage.jst.go.jp/article/perio1968/15/1/15_1_73/_article/-char/ja/#article-overiew-abstract-wrap

機能的リスク③:噛み合わせによるダメージ、あごへの負担

「乱杭歯」などの不正咬合の場合、「噛み合わせ」による歯全体へのダメージが大きくなります。特定の歯に強い力がかかってしまうことで、歯が擦り減ってしまうことや、顎関節症のリスクも増えてしまいます。

間接的リスク:歯科治療が難しくなる

「乱杭歯」によって歯並びが悪い人の虫歯やブリッジなどの治療は、通常の歯並びの人と比べて、かなり複雑となります。これは「乱杭歯」による直接的なリスクではありませんが、 「間接的リスク」といえるでしょう。

どんな治療をするの?

ワイヤー矯正治療

歯の面側につける矯正装置を使い、ワイヤーの力でゆっくりと歯を動かしながら歯の重なりや歯並びの乱れを解消していきます。歯を移動させるスペースが不足している場合は抜歯が必要です。

  • 費用:70-90万円程度
  • 期間:2年程度
  • メリット
  • ・歯1本1本に矯正器具を取り付けることで最も綺麗に矯正できる。
    ・最も普及している治療法のため、基本的にあらゆるクリニックで可能

  • デメリット
  • ・歯の表側につける矯正器具が目立つ・矯正器具をつけることによる虫歯のリスク増

参照元

上下顎歯列幅径の不調和を伴う骨格性下顎前突症の外科矯正治療例

https://ohu-lib.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=3914&item_no=1&page_id=26&block_id=41

気になる部分だけ部分矯正で対応

歯並びによっては、気になる部分だけを部分矯正で整えることができます。移動させる歯と周辺の歯に装置を装着して、歯を真ん中に移動させていきます。全体矯正に比べると治療期間が短く、治療費用も抑えることができます。ただし、比較的軽い症状の場合のみ有効です。

  • 費用:40万円程度
  • 期間:2年程度
  • メリット
  • ・奥歯に矯正器具をつけないために違和感が少ない

  • デメリット
  • ・そもそも部分矯正では治せない場合がある
    ・上下全体の咬み合わせに問題が起きる可能性

見た目が気になる方はマウスピース矯正

マウスピース矯正は、定期的に歯型に合せたマウスピースを交換しながら隙間を埋めていく方法です。マウスピースは透明で目立ちませんので、人目を気にする方におすすめです。

  • 費用:60-80万円程度
  • 期間:1-2年程度
  • メリット
  • ・矯正がばれない
    ・食事・歯磨きの時に器具を外すことができる
    ・痛み・違和感が少ない

  • デメリット
  • ・歯を動かす力が弱いので、「重度の乱杭歯」には対応できない

歯の裏側から装置をつける舌側矯正(ぜっそくきょうせい)

舌側矯正(ぜっそくきょうせい)とは、歯の裏側に装置を取り付けて歯を動かす矯正方法です。治療効果は表側の矯正装置とほとんど変わりません。しかし、装置が全く表に見えませんので、矯正治療中でも安心して口を大きくあけて笑えます。ただし表側装置に比べて少々治療期間が延びる場合があります。

  • 費用:100-150万円程度
  • 期間:3年程度
  • メリット
  • ・矯正が見えない
    ・虫歯のリスクが低い

  • デメリット
  • ・矯正期間が表側矯正に比べて約1.5倍かかる
    ・費用が高くなる
    ・舌の動きを制限し、発音に影響する

治療法の選択は必ず医師との相談を!

治療法とその費用、期間、メリット・デメリットを紹介しましたが、これらの治療方法のどれが最適かについては、歯科医との相談が必要です。

自分の希望をきちんと伝えた上で、自分の歯の状況から、どの治療法が可能で、どれが不可能かをしっかりと相談して下さい。さらに可能な治療法のメリット・デメリットを検討した上で最終的に自分に希望にあった治療法を決めましょう。

どうしても、歯科医の勧める治療法に納得できない場合には、セカンドオピニオンを求めるのも手段です。いずれにせよ、信頼できる歯科医としっかりと相談することが最適な治療法を見つけるために重要です。

矯正治療のメリット・デメリット

  • メリット
    • 歯ブラシがあたりやすくなって虫歯や歯周病を防ぎます
    • 噛み合わせが正常になり、あごへの負担が軽減されます
  • デメリット
    • 歯とアゴの大きさを合わせるために抜歯をする場合があります
    • 症状が重い場合は、複数の治療を併用しなければなりません