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遠藤元気先生編|矯正治療のプロにインタビュー

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矯正治療の歯科医師さんにインタビュー

今回インタビューに答えてくれたのはこの方!
遠藤元気(エンドウ ゲンキ)先生

遠藤元気先生
  • 遠藤歯科医院 院長
  • 神奈川歯科大学歯学部卒業。平成22年に遠藤歯科医院勤務・院長就任。日本顎咬合学会 認定医、日本口腔インプラント学会 会員、東京SJCD 会員。
  • 遠藤歯科医院
  • https://www.endo-dentalclinic.com/
  • 電話番号:046-263-9363

先生が、今のクリニックにお就きになるまでの経緯を簡単に教えていただけますか?

2005年に神奈川歯科大学を卒業し、岩本町デンタルクリニックに入社しました。

元々父が行っていた病院を継承するために、都内で様々な治療を学び自院に持ち帰る予定でしたが、卒業後の当時はまだ研修医制度はなく、開業医に勤めました。

その後2007年には箱崎デンタルクリニックに入社し、2010年に医療法人社団遠藤歯科医院に入社しました。 そして2020年に医療法人社団遠藤歯科医院の理事長に就任しました。

初めに勤めたときから東京SJCD(日本臨床歯科学会東京支部)に所属し、19年間歯科のほとんどの事はSJCDより学び、現在もなお学び続けております。

矯正で歯を動かしている時には、歯が抜けやすくなったりすることはありますか?

矯正治療に入る前に、必ず初期治療を行うことです。

そこで厳しい歯に関しては残せる、残せないの判断を前もって行います。

抜けやすくならないことへのアプローチがあるとすれば、定期的なクリーニングに来て頂き矯正治療中に既存骨が減らないようにすることです。

当院では、これらを意識して日々患者様の診療にあたっています。

患者様が矯正を始めてから感じる違和感や治療前との齟齬が出やすいポイントなどはありますか?

遠藤元気先生

矯正治療中は、装置(ワイヤー、アライナー問わず)が口腔内に存在することでの違和感が一番だと思います。食事のしづらさも懸念されるでしょう。

また、元々の咬合状態によって摩耗があることも必ず説明しています。

矯正前と矯正後では嚙み合わせが変わり、それの修正により左右非対称になったり、しっかり嚙めない箇所が出てきたりします。

そこに関して、最終的に修正するかしないか相談しましょうという話を当院では事前にしておきます。

矯正治療を始めてから起こりやすいトラブルはありますか?

矯正治療中は、ブラケットやアタッチメントの脱離、ワイヤーのずれなどからくる創傷や嚙み合わせの変化が起こりえます。

それにより、脳が誤って以前の位置で咬合してしまい、咬傷が起きたり、動かしていくことで発生する骨が破壊される痛みがあったりします。

脱離やズレによって起こるものに関しては、その都度教えていただければ対応できますが、矯正治療中に併発する動きを伴う痛みに関しては耐え忍んで頂かなくてはならないこともあります。

歯列矯正を進めるうえで、歯科医とのコミュニケーションの取り方や伝えてほしいポイントはありますか?

矯正治療で全てできるかどうかというのはさておき、治療している担当医に対して、どうなりたいのかというゴールや希望の共有をしていただくことは重要です。

患者様の希望をきちんとヒアリングすることで、担当医側のゴールの意識のズレを減らせると考えています。

当院では、模型やパソコンのデータでゴールをなるべくお見せするようにし、患者様の希望とのズレを減らしております。

また、なかなか歯科医に言いづらいという患者様もいらっしゃいますので、DHやDAから何か心配なことがないかを伺うことで、患者様の心配を減らせるよう心がけております。

痛みに耐えられなくて矯正を外したい場合にはどのように対応することが良いですか?

確実に矯正治療を中断するということであれば、確認のもと装置をお取りすることもあります。

まずは患者様から状況をきちんとヒアリングすることを大切にしています。

矯正治療中に他の歯科治療が必要になった場合の対応は何を優先的に治療すべきですか?

当院では、痛みを取り除いたり概形の修正を行ったりする場合、矯正治療を再度行えるように短い時間にての治療を行うようにしています。

また、ブラケットや装置、アライナーの交換のタイミングにてアポイントをお取りし、その日一日でなるべく完結するように治療を行うようにしております。

下の第二大臼歯が一本生えてこないのですが、永久歯が生えない場合どのタイミングでどんな治療をすることが良いのでしょうか

第二大臼歯が萌出してこない場合は、まず事前に先天的に欠如しているのか、歯茎の中にはいる けど出てこないのかをX線上で判断します。

12歳臼歯とも言われるので、そのあたりにて出てこなければレントゲン上で確認を行い、出てこない理由をただ遅延しているのか何か障害があり出てこないのかなど判断していきます。

当院では、メンテナンスに来ていただく際にレントゲンを撮影することで変化を見ていきます。

萌出困難の場合は必要に応じて限局矯正を行い、スペースを作ったり環境を改善したりします。

また、先天性欠如の場合は、成長が確実に止まったことを確認して、必要であれば矯正治療やインプラントなどを行います。

顎がしゃくれている方でも矯正治療は効果が見込めるのですか?

この場合ではX線規格写真を撮影して診断を行い、骨格性の問題か、機能性(歯性)の問題かを まず判断します。

そこで外科矯正を行う必要性があるのか、通常の矯正治療にて改善が見込めるのかを診断していきます。

先生が目指す歯科医師像は?

当院に来院されている患者様に行っている内容ではありますが、全ての患者様の検査を初診から間もない時期に実施し、現在の状態を把握すること。

そこで現状の説明を全員に行い、治療を受ける受けないはさておき、ベストな治療の話やアルタネイティブな治療での話、保険での治療の話を行った上で患者様に選んで頂くこと。

このように、患者様にしっかりとした説明を行った上で治療する歯科医師を私は追求しています。

先生が考える良い矯正歯科医とはどんな先生でしょうか?

患者様に矯正治療のゴールをどこに設定しているのか、しっかり説明していただける先生と考えます。

もちろん、矯正治療だけではうまくいかない時などもありますので、そのあたりもしっかりと患者様に伝えられることも条件の一つとなります。

歯列矯正が上手い先生とそうではない先生の違いはありますか?見極める方法などがあれば教えてください

患者様に対して、今後起こりうるトラブルやゴールを前もってしっかり説明してくれる先生だと考えます。

矯正治療をする先生によって、治療期間が変わることはあるのですか?

矯正治療は、装置装着後に患者様の歯がどのように動くかにより治療期間も変化します。

また治療方法には様々な手法が存在しますので、先生が変わることでもやはり期間は変わると考えます。

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