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歯列矯正の器具

矯正治療を始める前に知っておきたい基礎知識

歯科矯正で使用される器具について網羅的に解説します

マウスピース矯正とは?(イメージ)

矯正歯科の治療器具にはさまざまな種類がある

矯正治療とひとえにいえど、方法や器具はさまざまなものがあります。
たとえば、一般的に矯正治療と聞くと、「ワイヤー」による治療方法を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

ワイヤーなど、固定式の器具を用いる治療にもさまざまな種類があり、ひとつひとつの歯に装置をつけてワイヤーを通す「マルチブラケット」、舌側の矯正 に用いられる「リンガルアーチ」、抜歯によってできた隙間を維持するための「ホールディングアーチ」、「パラタルバー」など、ワイヤーによる固定装置ひとつをとってもさまざまな種類がある歯科矯正の装置があります。ここでは、そんな矯正装置を見ていきます。

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矯正歯科治療で使用される代表的な治療器具ごとに細かく解説!

固定式器具

固定式器具とは、一般的な歯科矯正のイメージにあるようなワイヤーによる矯正マルチブラケット装置

矯正歯科の治療器具「固定式器具」についてもっと見る

メタルブラケット

ブラケットが金属でできたものをメタルブラケットといいます。
メタルブラケットは目立ちますが、強度的にはしっかりしていますので、さまざま不正咬合に適用しトラブルが少ないのが特徴です。
見た目にこだわりがなく、治療費と通院回数を抑えたい方に向いている装置です。

さまざま不正咬合に適用し歯が動きやすい点は良いのですが、装置が目立つという欠点もあります。また金属アレルギーの方には適用できないのもウィークポイント。

矯正歯科の治療器具「メタルブラケット」についてもっと見る

小児矯正の器具

小児矯正には次の4つの器具が使われます。

ムーシールド

受け口(反対咬合)を矯正する器具の一つ。対象は3歳から4歳くらいの小さな子ども。寝ている間にマウスピースをはめるだけなので負担が少ない治療方法です。

チンキャップ

受け口(反対咬合)を矯正する器具の一つ。下顎にキャップを装着し、下顎の骨の成長を抑制します。

フェイシャルマスク(上顎骨前方牽引装置)

反対咬合(受け口)の治療に用いられます。下あごと額がワイヤーでつながれた器具を使い、上顎を前方にけん引する器具です。

ヘッドギア

出っ歯矯正用に使われ、1日10時間頭に固定します。

矯正歯科の治療器具「小児矯正」についてもっと見る

目立たない・スピードが早い矯正器具

ここでは、以下の矯正器具について紹介しています。

クリアブラケット

従来のメタルブラケットの素材ではなく、透明プラスチックな素材を用いたブラケットのこと。審美性は優れますが治療期間はメタルブラケットに比べ長くなることも。

デーモンシステム

形状記憶ワイヤーを使用。従来のブラケット矯正に比べて治療期間が短く、痛みも少ないブラケット矯正方法です。

インビザライン

歯列全体を歯型形状の透明なマウスピースで覆い、少しずつ形を変えることで少しずつ歯並びを整えていく矯正装置です。

クリッピ―C

従来のブランケットの改良版で、治療期間が大幅に短縮できるょう製法。

クリアスナップシステム

従来のワイヤー矯正に用いる針金やゴムの代わりに、クリアナップで軽く止めるワイヤー矯正です。

床橋正装置(しょうきょうせいそうち)

日本に古くからある矯正方法で、入れ歯のように自由に取り外しができる矯正器具です。

矯正歯科の治療器具「目立たない・スピードが早い矯正器具」についてもっと見る

補助器具

ここでは矯正治療中により効果を高めるために用いられる器具や、治療後にも効果を継続させるために導入される補助器具について紹介しています。

マルチブラケット装置

マルチブラケット装置は、歯科用接着剤とブラケットを使う装置のこと。歯科用接着剤でブラケットを歯の表面に接着し、アーチワイヤーを溝に通して歯を移動させるのが装置の目的です。

ワイヤーはニッケルチタン合金やステンレススティールで構成されています。治療においては細いワイヤーから徐々に太いワイヤーへと取り替えていきます。

ブラケットの素材は金属製以外にもあります。とくにポピュラーなのが、自然な色合いで目立たないセラミック製・プラスチック(クリア)素材のものです。特に目立ってしまう前歯の部分には透明のブラケットを使用し、ワイヤーも白色のホワイトワイヤーを使用しているため非常に目立ちにくくなっています。

リンガルアーチ(舌側マルチブラケット装置)

リンガルアーチとは、「舌側矯正」や「リンガル矯正」と呼ばれることもある矯正方法・装置のこと。前歯や八重歯の矯正でよく使用されます。歯の裏側にアーチ状に装置を装着し、装置のスプリングの弾力で歯を移動させ矯正します。歯の裏側に装着する装置なので、歯列矯正中であることが他人には分かりにくいことが最大の特長です。
しかし、表側の装置と比べると費用が割高みなることが多く、慣れるまでは発音がしにくいと感じる方もいるようです。

緩徐拡大装置

コイルのように曲がったワイヤー装置です。ワイヤーが持つ弾力によって歯列に微弱な力を与えて、歯列の幅を押し広げて矯正します。歯列の拡大に要する期間は半年~1年以上かけて歯列を少しずつ拡大していきます。歯の並ぶスペースが足りない場合などに、スペースを確保するために使われることが多く、子供の成長に合わせて無理なく拡大することができるため患者さんへの負担が少ない装置で、一般的使われることが多い装置です。

急速拡大装置

上顎と歯列の幅を広げる矯正装置のことです。拡大の仕組みは、装置についているネジにあります。ネジを毎日少しずつ調節することで歯列に強い力が加わり、短期間で矯正を叶えられるのが特徴。ネジは1日2回、自宅で回します。固定式なので患者さん自身で外すことはできません。適応症例は顎骨が成長過程にある12歳くらいまでが対象年齢で、最大のメリットは短期間で大きな拡大を期待できることです。また、この急速拡大装置で歯列広げることにより鼻腔も広がり、鼻呼吸がしやすくなり、鼻づまりの改善や、いびきの軽減などもあるといわれています。 

可撤式保定装置

歯列を広げることを目的とする矯正装置には、固定式のものと取り外し可能な可撤式のものがあります。可撤式保定装置とは、患者さん本人が簡単に着脱できる装置を指します。目的や治療箇所によって、装置のタイプはさまざま。歯を唇側と舌側から挟み、周りの骨が固まるのを待つのが一般的です。顎の成長を促進して位置を変えた後は、そのまま保定装置としても使用し続けられます。

固定式保定装置

セメントや接着材で止めて、取り外しができないようになっている保定装置です。基本的には保定装置以外は固定式のものが多く、犬歯間の保定装置には、バンドを使って舌側から抑えるバンドタイプ、歯面に直接貼り付けるボンディングタイプに分けられます。可撤式(取り外しができるもの)に比べて後戻りのリスクを小さくすることが特徴です。ただし、装置周辺に磨き残しなどがあると不潔になりやすく定期的なクリーニングが欠かせません。

矯正歯科の治療器具「補助器具」についてもっと見る

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