
歯科矯正でよくある質問は?
矯正歯科に寄せられる質問で多いものを紹介します。これから歯科矯正を検討している人は、これを見れば疑問が解決するかもしれません。
Q.相談だけでも受けられる?
A. もちろん可能です。
クリニックでは初回はカウンセリングを行い、本当に矯正が必要なのか、また矯正が必要な場合どんな方法で矯正をすればいいのかを見極めます。その上で費用を説明してもらい、納得してもらったうえで、矯正治療をするかどうか決めてください。初回のカウンセリングを無料にしている歯科クリニックは多いです。

矯正歯科に寄せられる質問で多いものを紹介します。これから歯科矯正を検討している人は、これを見れば疑問が解決するかもしれません。
クリニックでは初回はカウンセリングを行い、本当に矯正が必要なのか、また矯正が必要な場合どんな方法で矯正をすればいいのかを見極めます。その上で費用を説明してもらい、納得してもらったうえで、矯正治療をするかどうか決めてください。初回のカウンセリングを無料にしている歯科クリニックは多いです。
矯正歯科を行う際に、一般歯科や審美歯科など他の科目を取り扱っていれば一度に歯の治療ができますが、いくら他の科目を取り扱っているからといって、そのどれもに精通したドクターがいるとは限りません。歯科医師になると、歯科・小児歯科・矯正歯科・口腔外科の4科目は経験や実績がなくても科目としてあげることができます。ただ単に科目を見るのではなく、在籍しているドクターの実績を確認しましょう。
日本では歯科医師免許を持っていれば、矯正歯科に詳しくない歯科医でも診療科目に矯正歯科を加えることができます。綺麗な歯並びを手に入れるためには、正確な技術を持った歯科医師による治療が欠かせません。日本歯科医学会認定医かどうかや、矯正治療の実績などを調べて、長年矯正歯科に携わったドクターがいるクリニックがおすすめです。
矯正歯科は健康や生活に影響するよくない歯並びや噛み合わせを、装置を使って時間をかけて治療し、理想とする歯並びに変えていく科目です。矯正治療では患者さんが本来持っている歯を大切にするので、治療中にはを削ったり人工物を使うことは基本的にはありません。
一方審美歯科は何よりも見た目を重視します。長期的な歯の健康を意識するというよりは、元々の歯を削ったり人工物を使って短期的だとしても美しく見えるように治療を行います。
基本的には年齢に関係なく歯に圧をかけることで歯並びは変わるので、年齢にかかわらず矯正治療を受けることはできます。ただ年齢を重ねて、歯茎や歯周の状態が悪くなってしまっていると、矯正治療をすることは不可能です。逆を言えば、年齢が若かったとしても歯茎や歯周の健康状態が悪ければ、矯正治療はできません。
子供の矯正歯科を小児矯正と呼びますが、小児矯正は2段階の矯正を行います。まず最初は1期治療として、顎の骨格自体を矯正します。子供の間はまだ骨も柔らかいので、骨格をコントロールすることが可能です。そして2期治療として、永久歯が生えた段階で歯並びを矯正します。大人の場合は、骨格を変えることができないため、歯並びのみを矯正することになります。
矯正歯科で健康な歯を抜くケースはいくつか挙げることができますが、どんな理由であれ「噛み合わせ・歯並び・横顔のライン」のどれかを整えるためです。矯正歯科医は基本的に、歯を抜かずに治療をしようとしますが、抜かないことにはどうにもならない場合もあるのです。もし抜歯の話が出たら、他のクリニックでも診断してもらうといいでしょう。
矯正装置で金属アレルギーが起きることはほとんどありませんが、ゼロとは言えません。金属アレルギーがある場合は、最初のカウンセリングでその旨を歯科医師に伝えておきましょう。金属のブラケットを使用する場合でも、アレルギー反応が起きにくい材質のものもあります。
顎変形症と診断された場合、それが軽度なものであれば矯正歯科だけでも治療ができる場合もあります。しかし症状が酷い場合は、矯正歯科だけでは改善することは難しい場合も少なくありません。その場合は外科手術と歯科矯正の両面からアプローチする”外科矯正”を提案されることもあります。
差し歯とは、歯茎から出ている歯冠の部分に被せ物をしたものです。矯正治療は、歯茎に埋まっている歯根という部分を動かす治療なので、歯根がしっかりしていれば大抵は矯正治療が受けられます。差し歯がある場合は、カウンセリング時にその旨を伝えて、きちんと説明を受けましょう。
ブラケットを使ったワイヤー表面矯正や裏側矯正の場合2〜3年です。マウスピースを使った矯正は1〜3年となります。どちらの場合も現在の歯並びの状態によって治療期間が変わります。
矯正方法や現在の歯並びの状態にもよりますが、一般的な相場として成人矯正にかかる費用は80〜100万円が相場です。治療の基本費用に加えて、検査費や調整費などが追加されるクリニックもあれば、全て込みの料金になっているクリニックもあるので、カウンセリングで費用を出してもらった時には、それ以上費用がかかるかどうか確認しておきましょう。
矯正歯科は自由診療に当てはまるため、基本的には健康保険は適用されません。
患者さん個人または家族全体の医療費として、1年間で10万円以上支払っている場合は、「噛み合せ治療」として、医療費控除の対象として認められることがあります。この場合は治療時の領収書を持って、税務署に申請に行かなければなりません。
矯正治療中も、基本的には普段と同じ生活ができます。ただ矯正中は虫歯になりやすいので普段以上に気をつけましょう。また激しい運動をする場合は、装置が壊れてしまう事があるので、事前に歯科医に相談しておきましょう。
矯正治療中に食べてはいけないものというのは、基本的にはありません。ただブラケットによる矯正の場合は、固すぎるものを食べることで装置が外れてしまう場合があるので、十分注意しましょう。またエラスティックという器具を使っている場合は、色の濃い食べ物を食べると着色してしまうこともあります。
発音に関しては、特にマウスピースをつけての矯正の場合、「た行」と「さ行」が発音しにくくなる事があると言われています。
食事に関しては、最初は硬いものが食べづらいと感じるかもしれません。
ただどちらの場合も装着してしばらく経てば慣れてきて、問題なく発音も食事もできるでしょう。
楽器演奏も基本的には可能ですが、管楽器を演奏される場合は演奏しづらいと感じてしまう事があるかもしれません。また縦笛系の楽器の場合、楽器を演奏することで歯に圧がかかってしまうため、矯正がうまくいかなくなることもあります。
スポーツの場合は基本的に問題ありませんが、激しいスポーツの場合はマウスピースをしてガードするなどしておくとよいでしょう。
歯が動く時であっても痛みをあまり感じない人もいますし、感じる人もいます。歯が動く時の痛みは刺すような痛みというよりは、引っ張られて感じる痛みです。痛みというよりも違和感と例える人もいます。
矯正中は器具を装着しているため、歯磨きがしづらくなります。特にワイヤーによる治療の場合、磨く場所が見えづらく、器具に食べかすやプラークが残ってしまうこともあるので、虫歯になるケースはかなり多いです。矯正治療中は定期的に歯医者で予防歯科を受けておくことをお勧めします。
目立たない装置として、裏側治療やマウスピースによる治療があります。また表面治療の場合でも、全て透明の器具を使って治療することも可能です。
基本的には治療中に妊娠することには問題ありません。ただレントゲンや麻酔などは避けるべきですから、発覚した時点で歯科医に相談しておきましょう。