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矯正治療にかかる治療期間の長さは?

気になる治療期間や開始時期、通院頻度の目安など矯正歯科のお役立ち情報を紹介します。

矯正治療を始める前に知っておきたい基礎知識

私の歯並び、治るのはいつ?矯正治療にかかる期間について

矯正治療の費用について(イメージ)

治療期間が長いといわれる矯正治療ですが、実際にはどのくらいの期間がかかるのでしょうか。治療期間は歯並びやお口の中の状態、あるいはクリニックの治療方針などにより、大きく変わってきます。また、歯の動き具合によっては、治療期間が長びくこともあります。治療に入る前に治療計画をきちんと確認し、治療中も治療の進み具合などについて説明を受けるといいでしょう。

どうして矯正治療は時間がかかるの?

理 由 1:歯の移動は女性のサイクルと同じで移動量はごくわずか

矯正治療は、歯の動くサイクルに合わせながら装置を調整していきます。そのサイクルは女性のからだのリズムと同じなので、約3~4週間に一度、調整をします。その間に歯が移動できる量は1mm程度とごくわずかです。早く動かそうとすると、歯や骨にダメージを与えるため、ゆっくりと時間をかけて治療を行います。

理 由 2:歯を動かした状態をキープするにはメンテナンスが必要

矯正治療には、歯を動かす治療と、動いた後にその状態をキープするメンテナンス治療の2つのステップがあります。このメンテナンス治療を怠ってしまうと、歯が治療を始める前の位置に戻ろうとする「後戻り」が起きます。矯正治療が長期間になるのは、この期間も含めているからです。

理 由 3:子どもの場合、体の成長発育を利用するため

子どもの矯正の場合、子ともの発育に合せながら治療を進めていくことで、歯並びはもちろん、あごの骨格などを改善していきます。大人の矯正に比べると比較的、良好な治療結果が得らますが、成長を利用するため治療期間が長引いてしまうのです。

矯正治療にかかる期間は?

矯正治療の治療期間は歯並びやお口の中の状態、クリニックの診療方針などにより、一人ひとり違います。子どもの矯正と大人の矯正も治療内容が異なりますので、治療期間が同じではありません。なお、治療期間には矯正装置で歯を動かした後、後戻りを防ぐためのメンテンス(保定期間)も含まれます。

▼矯正治療にかかる期間と通院頻度の目安

子どもの矯正
第一期治療 ■開始時期
小学校に上がる前~小学校中学年
■期間
1年半~2年半
■通院頻度
1ヶ月~2ヶ月に1回
※第一期治療で終わる患者さんもいます。
第二期治療 ■開始時期
小学校高学年~高校生
■期間
1年半~2年半
■通院頻度
1ヶ月に1回
保定の期間 ■期間
1年半~2年半
■通院頻度
3ヶ月~1年に1回
大人の矯正
治療の期間 ■期間
1年半~2年半
■通院頻度
1ヶ月に1回
保定の期間 ■期間
1年半~2年半
■通院頻度
3ヶ月~1年に1回

アンケート調査からみる矯正治療にかかる時間

矯正治療の期間に関するアンケート調査
アンケート調査時期:2019年11月、調査対象:20才~50才の女性
アンケート機関:Fastask

実際に矯正治療を受けたことがある方々にアンケート調査を行ったところ、上記のような結果になりました。2~3年かかったという方が29.7%と最も多いですが、1年以内という方も23.3%とそれに続く数になっています。

症状の重さや、装置をちゃんと継続してつけていたか、など人によって治療期間が変わってしまうことはありますが、一つの目安として1年~3年と考えておくので間違いなさそうです。

どんな流れで治療をするの?

矯正治療の一般的な流れは、カウンセリングで悩みを確認し、精密検査で歯やアゴの状態を正確に診断してから治療計画を立てます。お口の中の状態を整えてから矯正装置を装着して治療を始めます。装置を使った治療を終えるとメンテナンス治療に入り、動いた歯が安定すれば治療が終了になります。

  1. 初診カウンセリング(30分~60分)

    初診時のカウセリングでは、お口の中を見ながら治療の必要性を判断し、矯正治療についての大まかな流れを説明します。また、所見の段階で予測できる治療方法や矯正装置、治療期間や治療費、支払方法などの概略についても話します。カウンセリングは、クリニックの診療方針や担当医の人柄などを知るいいチャンスになりますので、分からないことがあればどんどん質問しましょう。

  2. 精密検査(約60分)

    カウンセリングを受けた後、さらに詳しい治療方法を知るために精密検査を行います。検査は歯や顎の骨の状態を正確に診断し、治療計画を作成するために欠かせません。検査項目には、歯型の採取・口腔内写真および顔面写真・パノラマレントゲン写真・セファログラム(頭部X線撮影写真)などがあります。検査を通して集めた資料をもとに歯やあごの状態を正確に分析して、最適な治療計画を立てます。

  3. 治療計画の説明(30分~60分)

    検査で集めた歯型やレントゲン写真などの資料をもとに担当ドクターが正確に診断してから治療計画を作成し、正確な治療期間や治療費用なども含めた詳しい説明をします。また、複数の治療方法や矯正装置の中から選択できる場合、それぞれにリスクが伴い、治療期間・費用なども変わってきます。各治療法の長所・短所なども含めた説明を受けて、充分に理解した上で、納得できる方法を選んでください。

  4. 治療開始 歯磨き指導と口腔内清掃(約30分)

    治療内容に同意してクリニックと契約を交わすと、矯正治療が始まります。矯正装置を装着するタイミングは、歯並びの状態やクリニックの方針によって異なります。一般的には、お口の中をクリーニングして汚れを落とし、治療中の虫歯や歯周病を防ぐためのブラッシング指導などを行ってから装置をつけます。また、虫歯や歯周病があると矯正治療が進められませんので、それらを先に治療してから矯正装置をつけます。

  5. 装置を装着して動的治療の開始(約1ヶ月に1回)

    装置を装着する時間は歯並びによって異なりますが、一般的には1時間~1時間半ぐらいが目安です。矯正期間中は通院して装置などの調整をします。歯並びや治療の進み具合などによっても変わってきますが、通常は3~6週間に1回の割合です。治療計画に沿いながら治療を進めていきますので、予定通り調整しないと治療が遅れたり、良い治療結果を得られなかったりしますので、治療が終わるまでがんばって通院しましょう。

  6. 保定期間(1年半~2年半)

    歯を動かす治療が終ると矯正装置を取り外します。そのままの状態にしておくと、歯はもとの位置に戻ろうとして少しずつ動きだしてしまいますので、歯を支える歯槽骨や周りの組織(歯周組織)が安定するまで、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着します。この期間が保定期間です。特に調整の必要はありませんが、2か月から半年に1回通院して経過を観察します。

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