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子供の反対咬合にムーシールド?

子供の反対咬合に効果的な矯正装置、ムーシールドとは?

矯正治療を始める前に知っておきたい基礎知識

ムーシールドの特徴

子供の受け口を早めに矯正する矯正装置

       

ムーシールドとは、小児矯正に使用される矯正装置のひとつです。受け口(反対咬合/はんたいこうごう)の治療に用いられており、就寝時に専用のマウスピースを装着して治療します。適切に口唇圧が排除されるように「ポリメタクリル酸メチル(PMMA)」という硬めの素材で作られています。

       

一般的に装置はオーダーメイドで制作されますが、中には既製品タイプもあります。既製品タイプを使用する場合には、口の模型をとる必要がありません。既製品の装置をうまく調整して使用できれば、お口の模型をとることが難しい小さなお子さんでも、治療を受けさせることができます。

       

このムーシールドには、「早期初期矯正治療」「被蓋の改善」「舌圧と口唇圧のバランスを保つ」「舌を高い位置に保つ」といった効果が期待できます。顎の成長を利用することによって上下の顎や噛み合わせの位置を改善し、受け口を正しい咬合に改善していくことができます。

参照元

矯正歯科ネット「ムーシールドで子供の受け口を矯正しよう」
https://www.kyousei-shika.net/knowledge/article/483/

株式会社JM Ortho公式サイト「ムーシールド/ムーシールド・ムータン〔反対咬合用〕」
https://www.jmortho.co.jp/product_note/1391

       
  

反対咬合って自然に治らないの?

       

乳歯の生え始めの反対咬合の場合は、顎の発達の過程で自然に治癒する可能性もありますが、ほとんどの場合は自然に改善することはないと考えられています。

       

乳歯の反対咬合を放置した場合には、発音がわかりにくくなったり噛み合わせが悪くなったりすることがあるため、反対咬合であることに気づいたり指摘を受けた場合には、早めに歯科医に相談することをおすすめします。

       

たとえば3歳検診時に反対咬合と診断された場合などには、早期初期治療によって治せる可能性が高くなりますので、ムーシールドを使った矯正治療が適用できるかどうか、相談してみてください。

  

ムーシールドの適用年齢

       

個人差はありますが、3歳から11歳くらいまでの子供に適用可能な矯正装置です。3歳くらいの乳歯列期に治療を開始すれば、正常な顎骨の成長発育を促すことができるとされています。正しく装着すれば、永久歯の生え方をきれいに整える効果も期待できます。

       

なお、ムーシールドのSサイズは乳歯列期の子ども(3〜5歳)に使用されます。ムーシールドのMサイズは混合歯列期の子ども(6〜11歳)に使用されます。

       

ただし極端な反対咬合の場合には、ムーシールドで治療したあとに、ほかの矯正装置を使った本格的な矯正治療が必要になることがあります。

  

ムーシールドのメリットは?

ムーシールドのメリットは、早い段階で受け口の改善ができることはもちろんのこと、マウスピース型の装置を寝ている間のみ装着する形なので、痛みをほとんど感じません。お子さんが嫌がる治療法ではないため、親御さんが管理しやすいという特徴もあります。

       

また、日中に装着する必要がないため、保育園や幼稚園での行動や食事にもまったく影響がありませんし、装置を携帯させる必要もありません。朝起きたらムーシールドを外し、いままで通り歯磨きをすることもできます。

       

また、永久歯に生え変わってから使用する矯正装置に比べるとムーシールドは価格が安いため、経済的な負担が少ないという点もメリットのひとつです。

  

ムーシールドのデメリットは?

       

ムーシールドで受け口の治療を行った後、成長などにより後戻りをする可能性があるという点がデメリットといえます。

       

また、受け口の改善にしか効果がないため、歯並びを整える矯正は別途行なう必要があります。さらに効果が出やすい時期が限られているため、タイミングを逃すと受け口の改善ができなくなってしまいます。

       

子供の顎の成長を利用して、ムーシールドで舌の位置や顎のバランスを整え、歯の咬み合わせを正常な位置に導くことが目的なので、舌や周囲の筋肉を正しく機能させて歯を動かすトレーニングができないと、治療効果が出にくい点もデメリットです。

  

ムーシールドによる治療期間は?

       

ムーシールドを装着する期間は、およそ1年から1年半とされていますが、この期間は就寝時の装着を毎日しっかりと装着できた場合の目安です。また矯正治療の期間は個人差があり、短い場合は数ヶ月、長い場合だと2年ほど必要なケースもあります。

       

ムーシールドは他の矯正装置よりも治療期間が短く済む方法です。その中でできるだけ早く治療を終わらせたい、という場合には、就寝時に毎日しっかりムーシールドの装着を行う、という点がポイントとなってきます。

  

ムーシールドの装着時間は?

       

ムーシールドは、装着時間が長いほど良いですが、子どもの場合は日中の装着は難しいことが多いと考えられますので、就寝時のみ着用するのが一般的です。

       

基本的には医師の指示通りに装着を行ないますが、装着時間を守れないと受け口の改善も難しくなってしまいますので、親御さんがしっかり管理してあげる必要があります。

       

また、ムーシールドを装着することに慣れるためにも、日中家でテレビを見ているときに装着して練習する、といったことも試してみてください。

  

ムーシールド装着に関する悩みとは?

       

ムーシールドは就寝前に装着しますが、眠りに入る前や寝ている最中に無意識に外してしまう、という悩みが多く聞かれます。特に小さな子どもの場合には、なぜ矯正装置を着けなければいけないのかということをわかってもらうのは難しいものです。

       

このような場合、寝る直前に装着するのではなく、寝る30分以上前から装着することがおすすめです。30分ほどムーシールドを装着していると、装着している状態に慣れることができ、問題なく眠れることも多いといわれています。

       

家庭によって状況は異なると思いますが、ムーシールドをつけるとなにかいいことがある、といった成功報酬のようなものがあると、ゲーム感覚で装着してくれるようになる可能性もあります。

ムーシールドによる治療の流れ

       

3歳児の乳幼児歯科検診なども活用して歯並びや受け口の治療が必要か、歯科医師に診断してもらいます。仮に治療が必要と言われた場合でも、すぐに検査するか、経過観察するかは相談して決めます。

       

検査をする場合は、頭部全体のレントゲン写真と、歯型をとります。そして後日検査結果をもとに、治療方針や治療方法、治療にかかる費用などについて相談しながら決めていきます。治療開始後は、月に1回程度通院して、治療を継続します。

       

治療が完了した後は、成長に伴い後戻りしていないか、ほかの歯列矯正治療に移行する必要がないかなど、定期的にチェックしてもらいます。

  

ムーシールドは保険が適用される?

       

ムーシールドは保険診療とはならず、基本的に自費診療となります。矯正治療のほとんどが保険適用外になりますが、例外もあります。

       

たとえば先天的な病気が原因の顎変形症、顎骨の発育不全などの場合は、外科手術を伴う治療をしないと改善されません。咬み合わせが大きくずれて本来の機能に支障が出てしまう場合などは、保険が適用されます。

  

ムーシールドにかかる費用はいくら?

         

ムーシールドによる治療にかかる費用は、クリニックによってかなり幅があります。ムーシールドの装置代が約5万円で、検査費用や毎回の診察料が加算される、というのが多いパターンです。

       

クリニックによっては最初に15万円かかる、としているところもありますので、公式サイトで費用を確認したうえで、装置代や検査代、診察料など支払う費用のシミュレーションや総額などを確認しておくと安心です。

参照元

矯正歯科ネット「ムーシールドで子供の受け口を矯正しよう」

https://www.kyousei-shika.net/knowledge/article/483/

株式会社JM Ortho公式サイト「ムーシールド/ムーシールド・ムータン〔反対咬合用〕」

https://www.jmortho.co.jp/product_note/1391

ムーシールド公式サイト(調布矯正歯科クリニック)

http://xn--xcktbzd0b1eb.com/

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